さとし

コーチ・カーターのさとしのレビュー・感想・評価

コーチ・カーター(2005年製作の映画)
3.8
見終わったあと気分が良くなる映画 後編

久々に見ましたが、良作って感じですね。

サミュエル L ジャクソンはさすがだなという感じですが、他のキャラ一人一人に出番を与え、見終わった後に全員のことが何となくわかったという気分になったかというと、そうでもない感じです。

とはいえ、私はバスケが好きで中学高校はアニメ「スラムダンク」を見てました。学校が終わると部活のない日は同級生数人でバスケをやったものです。バスケ部ができるほど人数が集まりませんでしたが、楽しかったのを覚えています。

今作は東京で劇場公開時に見ました。特別ジャクソンのファンではなかったのですが、いい演技をしてましたね。正直それまでは黒人さんは皆ギャングか奴隷かスポーツ選手しかいないのだと言う先入観を持っていました。しかし、バカなのは自分なんだと言うことに気づき、自分を正しました。

今作はかなり王道を行っているのも確かです。後半応援するはずのチームがリードされていてタイムアウトを取り、ベンチに座りジャクソンの鶴の一声で選手たちが復活するあたりは映画だなという感じはします。

確かに勉強は大事なのでしょうし、厳しさも大切です。しかし、ジャクソンのやり方はベタだなとも思います。もう少し周囲に相談したり、このy去り方で本当にいいのかを見直す勇気も欲しいですね。

あとやたらと腕立て伏せをやらせる手法は怠慢です。今やったら懲戒処分かクビでしょうね。あんなことしなくてもいいのになと思いました。あとは保護者と衝突したり体育館を締め切ったりはどうなんでしょうね。もっとほかのやり方があったのかなと言う感じです。

まあ、カーター先生はそのやり方こそが正しいと信じてやった結果その後彼らは大学へと進学できたのですから願っても無いことです。結果オーライというやつです。

バスケシーンそのものは見応えがありますね。素晴らしいです。私はジーン ハックマン主演の「勝利への旅立ち」も好きです。この作品はこれで良かったですけどまだまだ改善点はありそうです。
さとし

さとし