ヤクザ同士の争いで日本を離れた山本(ビートたけし)はロサンゼルスに料理人として留学した弟のケン(真木蔵人)に会いに行く。
しかしケンは仕事を辞め、仲間のデニー(オマー・エプス)らと麻薬の密売人をしていた。
傍観していた山本だがケンらがもめたマフィアを皆殺しにし巨大な組織に変貌していくが・・・。
北野武監督作品の第9作目。
劇場公開時以来、久しぶりに鑑賞しました。
改めて見ると、後にシリーズ化した『アウトレイジ』に繋がるようなヤクザの内輪揉めや抗争盛りだくさん!
そのヤクザ的な世界をアメリカでやってしまおうという発想は面白い。
北野映画を見てると分かってくるのですが、静寂なシーンから「くるぞくるぞ」という容赦ないバイオレンスシーンはたまらないんです。
今作もビートたけし演じる山本が敵対するマフィアに車に乗せられ連れていかれるシーンが驚きます!
見ていたはずなのに完全に忘れてたから(笑)
バイオレンス満載映画の中のユーモアや情緒的なシーンは相変わらず綺麗。
ビルから飛ばす紙飛行機とか色んな意味合いがありそうですもんね。
ラストも何とも言えない締め方で素晴らしいです。