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BROTHERのmareのレビュー・感想・評価

BROTHER(2000年製作の映画)
4.0
たけしのヤクザ映画で唯一の日英合作映画の今作は舞台の大半がロサンゼルスで描かれる。人物が静かなのは一貫しているが、日本人とアメリカ人の絶妙な温度感や言い回しの違いもあり、新しさもあれば馴染み深い痛快さも炸裂している。海外を意識したかのようなグロテスクな描写、たけしのカリスマ性に惹かれアニキとカタコトで慕うデニー、徐々に英語を覚えるたけし、そして今作の名言「Fucking JAPくらいわかるよバカヤロー」も繰り出され、ロスが舞台ながらもこれまでと一切ブレない作風は大いに楽しめる。
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