世界で最も広告出稿が多い「アメリカ版VOGUE 9月号」の制作を追ったドキュメンタリー。
ファッション業界にいるものとして、NYに住んでいたものとして、ドキュメンタリー映画好きとして、とても「よく出来た」映画だったと皆に伝えたい。
邦題はガールズムービー並みに「ダサい題名」けど、それを感じさせないくらいよくできたドキュメンタリーです。
これはファッションに興味を持ってない人でもわかりやすい流れで編集されており、登場人物にも感情移入しやすいように作られているのがポイント。 でもダメなドキュメンタリー映画とは違い作者の意図は入れ込みすぎてなくてすごくいい。
きっとファッションに興味がある人だけが見ている映画だと思うけど「こんな世界がある」ということを知れる映画なので、ファッションが特に好きじゃない人にも見てほしい映画です。
所々に映される「その場面を象徴するカット」の撮り方もセンスがありますね。
アナ、グレイス、トニ、アンドレ、全員がいい味を出しています。
今のVOGUEにはグレイスがいないのが寂しいですね。。。