拓風

GOEMONの拓風のレビュー・感想・評価

GOEMON(2008年製作の映画)
2.5
CG大好き紀里谷監督のスーパー歌舞伎ならぬスーパー時代劇。

前作「CASSHERN」よりはるかにハイレベルの映像。CG丸わかりはあいかわらずだが、画面が動く動く。
色のコンストラストのキツさもあいかわらず。

映像内の日本はまるで外国のフィルターを通して見たような世界観で、和洋折衷。
しかし隅々までこだわって丁寧に描きこまれた世界はなんとも魅力的。

話の内容は、信長・秀吉・家康の時代のトンデモオールスター時代劇。
歴史に少しでも興味があれば思い付く内容だろうが、釜茹での部分は「ああ、なるほど」と。
ラストの斬りこみ部分も、やや切なく。

キャスト陣は無難な感じ。
江口洋介も好きなのだが、他の作品とキャラクターがあまり変わらない気も。

そんな江口洋介が行う「三国無双」ならぬ「GOEMON無双」。
あとは、赤い鎧で崖を駆け下りるところは「花の慶次」。

とにかく人工的に美しい映像で、駆け回り暴れまわる映画。
拓風

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