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放射能Xのabdmのレビュー・感想・評価

放射能X(1954年製作の映画)
4.0
50年代ホラーはどれもこれも放射能による恐怖。今作も原子力実験により巨大化した蟻の恐怖を描いたSFホラー。
50年代にしてはよくある設定でまたかぁと思いがちだが、ラストの博士が放つ「原子力は新たな世界への扉を開いた。そしてその先には何があるのかわからない。」というセリフがかっこよすぎる。
基本的には疑問符で終わる映画が多く、御多分に洩れず今作もそれに倣った終わり方だったが、悲観的ではなくポジティブな意味合いでも取れなくはない締めくくり方で、そちらの方がより邪悪さを感じて最高だった。
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