でしょうかな

鍵泥棒のメソッドのでしょうかなのレビュー・感想・評価

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)
3.8
貧乏役者の桜井は、自殺に失敗し、銭湯の無料券を見つけて行くことに。同じ頃、裏社会の便利屋と呼ばれるコンドウも同じ銭湯に入ろうとしていた。だが、コンドウは浴場で石鹸を踏んで転んで記憶喪失に、そして、脱衣場でコンドウの財布を見ていた桜井は、ロッカーの鍵をすり替えてしまう。

しっかり後々のための伏線を張りながらも、愉快なコメディに仕上がっている。前半の、入れ替わった2人の奮闘も面白いが、中盤以降の、役者としても人間としてもダメな桜井と、裏社会の人間のくせにやたらと几帳面なコンドウの掛け合いが特に面白い。ヒロインである編集者の香苗はかわいいし、コンドウ(桜井)に暗殺を依頼する組長はなかなか威圧感がある。
最初は若干不穏だが、終わってみたらすっきりするハッピーエンド。良作。

そのうち韓国のリメイク版も見てみたいです。
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