FutosiSaito

鉄男 TETSUOのFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)
4.0
 禍々(まがまが)しくて、唯一無二。
 おぞましい表現の連続なのだが、目が離せない。
 『電柱小僧の冒険』の頃から、ストップアニメで、街を疾走する(暴走する)シーンが多用される。
 作者の内なる暴走。まさにイメージの爆発だ。
 あらすじや解釈などゴメンだとばかりに、それらをいい意味で拒絶する。
 海外がほうっておかないのも、無理はない。

 そして、この監督が大岡昇平原作の『野火』を映画化した。『シン・ゴジラ』で科学者役を演じた。
 1989年から遠く、感慨深い。
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