スギノイチ

極道罷り通るのスギノイチのレビュー・感想・評価

極道罷り通る(1972年製作の映画)
3.0
愚連隊上がりゆえに、襲名を経ずに組を立ち上げた島村親分。
コンプレックスを払拭すべく、志村喬の後継になろうと四苦八苦。

正式なヤクザではないが義理人情に生きる“侠客”と、形式こそ踏んでいるものの血も涙も無い“暴力団”の対比もされていて、わりかしシリアス。

アクションシーンのカメラワークもいつもより荒々しい。
憤怒の形相で数十人を斬りまくる若山富三郎。
碌な応戦すらできず、ただただ逃げ惑うヤクザども。
もはや大魔神。
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