好きと言っていいでしょう

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークの好きと言っていいでしょうのレビュー・感想・評価

3.7
スピルバーグ祭り第9弾

この映画は別に悪くはないですけど、同じスピルバーグである前作に比べると、かなり落ちると思う作品です。内容は薄くなって、ただのパニックものになっている印象です。

この映画の好きなところはサンディエゴでT-REXが暴れるところです。ここは人がたくさん死んだりして、前作になかった街に恐竜が現れたらという斬新な展開なので楽しいです。シュワルツェネッガーのリア王や、ロビン・ウィリアムズのフック的なポスターやトム・ハンクスのツナミサンライズという、謎なタイトルが飾られているレンタルビデオ屋のシーンは、一瞬しか映りませんが面白いですね。

ゴールドブラムの娘とジュリアン・ムーアが普通にうざかったですが、ジュリアン・ムーアがガラスにへばりついているシーンで、ガラスの裂け目が徐々に大きくなっていく演出はすごく良かったです。

テントで寝ているところにT-REXが顔を覗かせるシーンはかなり怖いと思います。叫ばずに息を潜める方が難しそうです。