しましま

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのしましまのレビュー・感想・評価

3.7
引っ越しでバタバタしていて全然映画観れてなかった😱
というわけで長男が本棚から観たいと引っ張り出してきた本作。息子君は開始5分位で飽きておもちゃで遊びだしたが、私自身は5年ぶりの再鑑賞だ。

前回レビュー時は結構酷評をしてしまったが、改めて観てみるとなかなか面白いじゃないか。
いや、もちろん前作と比べてしまうと目新しさや感激は少ないが、ゴジラシリーズの矛盾やツッコミどころ満載なシナリオで感覚がズレた今となっては相当に広い心で評価が出来る。

神の真似事として恐竜を蘇らせた人間のエゴを描いていた前作と、金儲けのため(だけ)に恐竜を利用しようとする人間のエゴを描いた本作。どちらも人間の勝手に振り回された恐竜たちが不憫である。

2匹のTレックスに襲撃されるシーン(子どもを取り返しに来ただけだけど)はなかなかスリルだし、恐竜の乱獲シーンは動物保護の観点からもなかなか考えさせられるし、ジェフ・ゴールドブラムとジュリアン・ムーア、ヴィンス・ボーンのやり取りも軽妙でなかなかよい。

Tレックスが市街地で暴れるシーンはやはり何度観ても好きになれないが、それを差っ引いてもなかなかの佳作として再評価したい。

マイケル・クライトンの原作は映画版とは全然違うみたいなので機会があれば読んでみたい。