シリーズの中でも酷評されがちな作品。
アニマルパニックものとして、前作がわかりやすく衝撃的な「人間VS脅威」だったのに対し、本作は更に人間が増えて「人間VS人間VS脅威」の構図になっている。だからインパクトが薄いのかもしれない。ストーリーとキャラ設定の粗さも目立ち、内容がなかなか印象に残らない。一方、21年前の作品として技術力のレベルは非常に高くスペクタクル性に富んでいて、全く面白くないという訳でも無い。
終盤、サンディエゴの街をTレックスが闊歩する画は映画らしく夢があって良かった。ただこれをやってしまうと単なる怪獣映画に収束してしまうので益々インパクトは薄くなるのかも。