おけい

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのおけいのレビュー・感想・評価

3.6
『ジュラシックパーク』シリーズ第2弾。

前作の事故でジュラシックパークは閉鎖され、事実詳細は隠蔽されている…という所から物語はスタート。

ハモンドの甥で新たにインジェン社の社長になったピーターはアメリカ本土にジュラシックパークの再建を計画してるのだが…

主役は数学者のマルコム博士(ジェフゴールドブラム)になりました。悪役が薄味で若干残念な為、全体的な印象も薄い。

とはいえ『ジュラシックパーク』の大ヒットに比べると二番煎じ的要素ありで、当時酷評されたのも分かりますが、時が経つとあまりその辺は気にならなくもなり、面白ければいいんじゃないって再鑑賞して改めて思う。

CGの躍進的な技術向上の時代も重なり、視覚効果はやはり超一級。

主人公にしても恐竜にしても親子愛にフューチャーして描いているあたりが多少ほっこりするポイントなのだが、欲を言えば、もう少し主人公(ジェフゴールドブラム)のコミカルさが欲しかったかな。

印象的だったのは ピートポスルスウェイト演じる恐竜ハンター団の隊長。(これ以上仲間を失いたくない)ときっぱり身を引く所なんかは人間として興味深い。目的がちゃんとあり、金で動かない男というのはやはり魅力的だ。恐竜に食われるか、生き残るか。そんな潔さがバロメータになってたりね。

本作でも人間の愚かさは変わらず。学ぶ者、学ばざる者に分かれる。

『ジュラシック・パークⅢ』に続く…
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