３人目の子供を死産した夫婦が、その精神的救済のために孤児院から女子「エスター」を引き取ることにしたけど、この娘どこかが変だ、てなってにっちもさっちもいかなくなる話！
このタイミングで続編、しかも前日譚をやるってんでその前に観る、もしくは復習する人も多いのではないでしょうか。自分は公開年にリアルタイムで見たのですが、その衝撃を鮮明にするために再度視聴。やはり子供系サスペンスホラー映画のトップに輝く金字塔だと思いますね。良い作品だ。
エスターが明らかに普通じゃないから、観てる人に色々な妄想を自分なり抱えさせながらその物語の顛末まで連れて行く手法が見事。ホラー？SF？皆が自分のライブラリにある色々な可能性にベットして楽しんでいく、なんか競馬みたいな楽しみ方ができる作品だと思います。そして何よりこのエスターを演じたイザベル・ファーマンが当時ガチの小学生だったことが一番凄い。よくこんな役を演じられる子役がいたもんだ。それら全てのピースが全て綺麗に洗練されハマっている。結構色々なところから批判来そうなストーリーなんだけど、それでも手加減をしなかったのは、それだけ勝算を感じていたからなんだろうな。
脚本的には「父親マジダメ過ぎだろ」てところがちょいストレスになるけど、個人的にはアカデミー賞に何らかの形で食い込んでも良いんじゃねえの、て思うくらいの作品です。そしてその前日譚をイザベル続投で今やる、ていうんだから。さっき見てきたのでこの後に続きます。
あと、前に見た「ケース３９」と設定がすげえ似てて公開年も近かったのに、よく被らなかったな。事前の擦り合わせとかあったんだろうか。丸被ってたら両方おじゃんだったはずだしね。こっちの方が８倍は面白いけどね。
