ペイン

エスターのペインのレビュー・感想・評価

エスター(2009年製作の映画)
4.5
“ディカプリオ”

物語がとかテーマがとかいうことを抜きにして純粋にストレートによく出来た“面白い映画”を観れた喜びで久々に泣きました。

この感覚は最近だと「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」や「ドント・ブリーズ」を観た感覚に近い。

私のような映画に求めることが少ない単細胞人間にとって本作は求められていることを完璧にこなし、それ以外のことは一切やらない無駄のない大傑作だった。

じわじわと恐怖が迫り来る完璧な脚本に見事なネタフリ。とにかく周到によく出来ていて気持ちよかった。

超常現象的なものに頼ったホラーが多い中、本作はとにかく現実に起こり得ることばかりで展開がちゃんと理にかなっているのも好感が持てる。

エスター役の女の子の演技も半端なくてこれはオスカーにノミネートされてもいいくらいだ。

レオナルド・ディカプリオが製作に入っているのには驚いたのだが、本作はやはりもう一人製作に入っているジョエル・シルバーの存在がデカイだろう。「ダイ・ハード」や「リーサル・ウェポン」などストレートに面白い傑作娯楽映画を山ほど放ってきた人。それに加えてこの手のジャンル映画はお手のものなジャウム・コレット・セラが監督となればそりゃ面白くないわけがないのだ。

まぁとにかくハラハラドキドキ怖すぎてチビりそうでした。0.5点の減点は欠点ってほどでもないが主人公の夫の鈍感ぶりがあまりにムカついたので(笑)

P.S.
本作はもう10年前の映画。エスター役の女の子とマックス役の女の子の現在を調べてみたら、なんとめちゃめちゃスレンダー巨乳美女になっていて興奮しちゃいました(笑)感想おわり。
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