kazu1961

エスターのkazu1961のネタバレレビュー・内容・結末

エスター(2009年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

▪️Title :「エスター」
Original Title :「Orphan」
▪️Release Date:2009/10/10
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-201 再鑑賞
▪️My Review
この作品は何度観ても、ほんと怖いです。(初見の時はエスターの正体に驚愕しましたが^^;)。幽霊が出るわけでも、怪奇現象が発生することもないのですが、じわじわと忍び寄る恐怖が実に怖いです・・・!
なんといっても養女となったエスターの得体の知れない怖さ。とても9歳の女の子とは思えないほど凶悪な一面を見せています。殺人に対してなんの躊躇もない上に、家族内でケイトを貶めるために、あれこれ工作する高い知能を持ち合わせています。
ここで浮かび上がる疑問は、エスターが家庭を崩壊させようとする動機と、9歳の女の子とは思えない知能の高さです。しかし、この謎は終盤で驚愕の事実として明らかになります。
その、エスターを演じたイザベル・ファーマン、彼女の演技力はすごいの一言に尽きます。当時イザベル・ファーマンは11歳の少女だったのに、33歳の精神異常者の役を完璧に演じきりましたよね。
登場人物全員が無駄なく機能していて、テンポよく進むストーリー展開に加え、終盤で一気に伏線を回収しクライマックスを迎える本作は、サイコホラー映画としてかなり完成度が高いと言えるでしょうね!!
秀作!!

▪️Overview
赤ん坊を死産で失い、悲しみに暮れていた夫婦ケイトとジョンは、養子を迎えようとある孤児院を訪れる。そこで出会った少女エスターに強く惹きつけられた2人は、彼女を引き取ることに。しかし、日に日にエスカレートするエスターの不気味な言動に、ケイトは不安を覚え始める。原作はアレックス・メイスの小説で、主演は「ディパーテッド」のベラ・ファーミガ。
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