「海辺のポーリーヌ」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

15歳の女の子ポーリーヌと、その従姉マリオン、モテるハゲのアンリ、イケメンなのにモテないピエール、海でポーリーヌと知り合う男の子シルヴァンたちが色恋沙汰で揉めたり、恋愛談義したりする映画。

フランスの男性はアンリみたいな、自由でモテる男のイメージがあったけど、ピエール君みたいな優しくて真面目でまあまあ正論を言ってるのに全然女性から相手にされないという(マリオンだけでなく15歳のポーリーヌにさえも…)童貞感ただよう男性もいるのだな、とどこか親近感が湧きました。

そして単に「アンリみたいな男には気をつけよう」みたいな落とし所じゃないところもよかった。

マリオンの最後の台詞が心に残った。


恋愛には痛みが伴うし、「口は災いの元」だけど、それを笑い飛ばしながら生きていける軽やかさ。
やっぱり女性はすごい、という映画でした。
俺の何を知っているのか
彼の何を知っているのか
私の何を知っているのか
人は他人の選択に反対する。

誤解したりされたり
思い込んだり…
“よく知りもしないくせに”なのだなぁ、と。

レストランで男の子と微笑みあうだけの
ささやかな思い出の話が可愛くて好き。
バッキバキに勃起した。つか字幕邪魔すぎる。

ラストのバストショットは素直に感動した。
「そんの反対のことをわたしはするわ」
恋愛ってのはいつだってややこしくって……
ほんの少し嘘をつくことが「大人の恋愛」だと、嫌でも知ってしまったのは、実は誰よりも大人なポーリーヌだったのかもしれない。最後に彼女がマリオンに嘘をつくのが切なくもあり、微笑ましくもある。少しの作為で入り乱れる恋愛模様。巧妙。
初ロメール。
溢れる夏感が最高。光の加減によるものらしい。
ポーリーヌがずっと寒色系の服しか着ないのが好き。ピエールのロマンチストゆえの執着心は泣けてくる
従姉妹のマリオンとバカンスに来た、15歳の少女ポーリーヌ。
3人の男性と恋したり、恋愛について語り合ったり、揉めてこじれたり。
皆、恋愛の持論を咄嗟に赤裸々に言語化できるのは驚き笑。
ポーリーヌは、あどけないけどどこか冷静。
ラストシーンでの彼女の表情が忘れられない。
初ロメール。中性的なポーリーヌと女神みたいなマリオンが詩的な会話を繰り広げて神話のようです……
角川シネマ有楽町で鑑賞
ポリーヌとマリオン。いとこという間柄で年齢も離れている。そんな近いとも遠いとも言えない、でも他人とは違う関係の二人がそれぞれにひと夏の恋をする。
マリオンは燃え上がるような恋を求めるが、いつも「間違い」だったと思う結果になってしまう。ピエールの愛情に素直に応えることができたならいいものの、悪くてズルい男に惹かれてしまう。
ポリーヌはシルヴァンが初恋に近いにも関わらず、毅然とした態度で彼に接してマリオンよりも愛から自立している。
最後のシーンはそんな二人のスタンスがはっきり表れていて、ポリーヌがマリオンよりもお姉さんに見えた。マリオンを否定するでもなく温かく見守るポリーヌお姉ちゃん素敵でした。

このレビューはネタバレを含みます

ロメールで1番好きな作品かな〜〜。
ヴァカンスを通して早熟するポーリーヌに対して男たちがどいつもこいつも小競り合いしててコミカル。
ピエールのクソメンっぷりに共感しすぎて「お前もっと自信持てよ」とか「そんなんだからモテないんだよ!」ってツッコミながらも「ピエールの方が魅力的だよ!頑張ってくれ〜〜!」って自分を重ね合わせて観てました。
純粋さと奔放さって対立するはずの少女像を兼ね備えるポーリーヌが終始ラブリー。
ショートカットで目がくりくりの白と水色の服を着た女の子は何処に行こうと正義。
ラストシーンの台詞とかはもう、ロメール様からお言葉頂戴する感じです。
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