猫を撫で回しながら観るとモフモフの臨場感がハンパなかった。狐、犬、と来たから次こそは猫で『ねこねこファンタジア(イメージタイトル)』でお願いしたい‥！そんなの首を長くして、いや手を肉球にして10年でも20年でも待つ！
パペットアニメの概念を覆すほど豊かな感情表情。微妙にしかめた眉、見開いて潤んだ瞳、片側だけ上がる口端、震える頰、表情筋に合わせて動く毛並み！こんなに凝った顔を作り出せるのに、走ったり穴掘ったりする全身の動きはカクカクぐるぐるしてる、そのへんてこで愛らしいバランス。味わいってやつが大切にされてるんだろうなぁ。
正直1回観ただけでは情報量が多過ぎて咀嚼が間に合わなくて、画面の端っことか服のテキスタイル見てたらエンドロールになって、「え、あ、お、終わった！？」ってなってしまった。クリームパンのクリームには辿り着けてない感じがするけど、こんなに自分専用の目出し帽が欲しいと思ったことはない。あとモグラのピアノが格好良過ぎて一瞬で胸を打ち抜かれたので、次回作は『アンダーグラウンド・ジャジー・モウル』でも良い。
