なすび

ギャンブラーのなすびのレビュー・感想・評価

ギャンブラー(1971年製作の映画)
4.0
これもまたなんかヘンテコな映画で淡々としていてすごく眠くなったけど面白くないのかと言われるとそういう訳でもなく、ちょっとすごかった
他の人のレビューを読んですごさが言語化されていて納得した!自分はまだそこまで到達できてなかった…

とにかく大きな話の筋が追いにくいのがアルトマンの特徴で好きなところ、それよりも周りの小さな出来事が気になってしょうがないし存在感でかすぎ

やっぱシェリーデュヴァルの使い方に愛があって最高。アルトマンの映画に出てるシェリーデュヴァルはめちゃくちゃかわいいし本当にかわいいって思われてたんだろうなぁ。ポケーっとしてる世間知らずのお嬢さん感というか生まれつきの未亡人感というか、不憫な様がツボです。

ジュリークリスティってあの人か!!!「ドクトルジバゴ」のお嬢さんで「華氏451」の一人二役美女!!!今回はなかなか図太い粗野な女役で全然ちがう印象でびっくりした。この人他にもハルアシュビーとかニコラスローグの映画にも出てるのか、めちゃくちゃ気になる見なきゃ
女スイッチ入ったときのベッドもぐって上目遣いしてるのめっちゃ可愛かった、さすが…

ウォーレンベイティほんとタレ目かわいい、情けなさすぎてよかった。しかも死に方がほんと笑っちゃうくらい地味で(でも脳裏に焼きつく)最高だった

あのあったかそうな売春宿のほほんとしててよかったなぁ

あとあのカウボーイがめちゃくちゃ理不尽な死に方するのも一生忘れんかもしれん、映画史に残る理不尽さ。。。

ここのセットをカナダに一から作ってるのやばいな…さすがハリウッド…
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