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ダイ・ハード4.0のPikKaのレビュー・感想・評価

ダイ・ハード4.0(2007年製作の映画)
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前作から13年-
デジタル技術が進化・浸透してきた時代だからこそ、身近でリアルな問題になっているサイバーテロの恐怖や混乱が生々しく感じる。

そんなデジタル時代な現代社会を反映したテロとは逆行し、現場第一線で体当たりで立ち向かうアナログタイプのジョン・マクレーンが挑むというリアルさがある。

数々の凶悪犯罪を解決してきたジョンが今回は自分の子どもほどの年齢の若者にサイバー知識を教えられる場面など、その対比の描写が面白い。
ジョンもブルース・ウィリスも私たち観る者も時代と同じに年月を重ねているからこそ、登場人物やストーリーの世界観への親近感、浸透感。

サイバーテロを仕掛ける集団も個性豊かな面々で、特に紅一点のメイ(マギーQ)が戦う姿…身のこなしや表情は敵ながらシビれるほどかっこいいし、不気味な恐ろしさが静かにまとわりついたようなゾッとする存在感を放っていた本編から一転、メイキング映像ではラフでチャーミングなマギーQの姿がたくさん見られるのも楽しい。
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