ドラマは毎回観てました。でも特に福山さんが好きではないので
あえて観たいものがあるうちは…手を出していませんでした。
東野圭吾さんの作品は好きで良く読みますし、観ます。ただちょっと暗めで根底に貧しさが流れているせいか続けては観たり読んだりは気持ちが重くなるから。
このシリーズは精神的には明るく読めますがこの作品は原作未読。
脚本も好きな福田靖氏で。売れる前は大ファンだった堤真一さんが本当に良かった。監督もこれは才能あると思えたけど…
ドラマを観ていなかった方でも充分楽しめます。堤さんと福山さん、二人の関係性を瞬時に読み取る力があれば(^_^*)
気楽に借りて…気楽に観るつもりでしたが…想いもよらず『なんに触れた!??』つうくらい思わず号泣してしまいました。後から自分でも笑うくらい。
堤さんの役の切ない“献身”に…相手に報われる事を目的にせず…大切に思う人に重荷を持たせない様に
しているのにぃい、そうしようとしてるのに~
そうしようとする事を福山さん演じる湯川教授が紐解いてくのですが福山さんの苦悩も伝わってきて
この福山さんのお芝居も良かったです。
彼が最後に泣いた所の感情が響く。
売れてから1番この役が良かった。
才能があるのに出逢いに恵まれないばかりに…楽しい人生にならない暗い人。本当に久しぶりに上手いと思ったし、このお芝居が反映される役をやって欲しいと痛感した。
人から献身的に愛される経験。
欲深くて、罪深くて、ズルい私は
彼の様に…彼までは行かずとも1000分の1くらいは献身的に誰かに愛をあげられていたかなぁ…と彼の泣く姿を観ながら人生振り返るくらい(苦笑)
献身的に思う事は美しくはあるけれど・・・必ず幸せとも限らないんだなあ。献身的に思われる事も同様ですが…重かったり、苦しかったりもするんだなあ(^_^*)
切なさに涙をゴーゴーだしながらふとそんな事を感じたりして。
サスペンス的な要素や謎解きの要素も一応含んでますので物語としても面白い。
韓国版もまた違いますけど
とても良かったので
やはり原作がいいんだなあ。