いい映画ですよ
どっかそのへんの壁に数式を書くっていうドラマのマストになってるシーンがないのがいい
数式化できんだろ!ってトリックが多いし
堤真一も、石神のイメージではなかったけど、雰囲気はよく出してた
何より湯川(福山雅治)の葛藤がよく描かれていた
が、原作を読んだ人間に言わせたら、湯川の葛藤はあんなもんじゃないし、やってることは凶悪極まる犯罪なのに、泣かせてしまうほどの献身は伝えきれてないんじゃないかとすら思ってしまう
まだ観てなければ、良かったら先に原作小説を読んでほしい
そして石神がどれほどのことをしたのか噛み締めてほしい
相手に何も表現することもなく、一ミリの見返りも求めず、相手の戸惑いも厭わず、ただ粛々と淡々と、自分の類稀な能力を極めて合理的に相手を守るためだけに使い、自分が何をしているかすら、知らせなかった
二度と会えなくていい、話したいとも思わないというほどの愛
映画を観ても読んでほしい。BOOK・OFFで350円か、たぶん在庫多すぎて100円コーナーにもあると思う
売れたし