しお

容疑者Xの献身のしおのネタバレレビュー・内容・結末

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

観た経験もあったけどうろ覚えだったので再鑑賞。

名作だな~。
とにかく「最愛」というエンディングテーマが好きで、この曲を聞くとこの映画を思い出す。
犯罪は肯定されるべきではないし、無関係の人を巻き込んでしまっている時点で擁護できない。
でも石神という人に感情が入りすぎて最後の叫びを涙をこらえながら観た。
人を愛してしまったがために犯罪を犯してしまったのか、出会わなければ犯罪を犯さずに命を絶ってしまったのか。
「たられば」の話はあまり好きではないけど考えてしまう。

お母さん役の松雪さんの娘を守る姿、ドラマシリーズではみられなかった悩んでいる湯川先生などそれぞれの役に見どころや魅力が溢れていた。

特に堤真一さん演じた石神。
感情を抑えたボソボソと話す姿や数学に関してはいきいきとしだす姿、湯川先生との友情と…石神という人が描かれていたけど最後の叫びが全てを語っていた。
石神という人間がなぜ犯罪を犯したのか、どういう人なのかをしっかり描かれていたのでじっくりと観られた気がする。

好きな映画でした。
しお

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