めちゃくちゃ良かった。隠れた傑作。
思春期の一歩手前。小6の男の子が”男”へ成長する瞬間を捉えた恋物語。周りより早い精通に戸惑い、友達と喧嘩もして、年上の女の子に恋もして…どこまでも”純粋”なこの映画の1分1秒が愛おしかった。
「初めて会って一目惚れやし、2回目に会ったら二目惚れです!」
あれだけ他人の気持ちについて真剣に考えられるんだから、セイ君、絶対いい男になるよ!と声を掛けたくなる。終盤の2ケツは個人的に邦画史上No.1でした。
「まぁ、ええがな。恋ができたっちゅう事は幸せなこっちゃ」
國村隼演じるお父さんがめちゃくちゃ良かった。お母さんはデリカシーなさ過ぎて笑った。