くわまんG

超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかのくわまんGのレビュー・感想・評価

4.0
SF!歌♪三角関係☆
う~んマクロス良いなぁ~( ´∀`)

みどころ:
一級品のSF
板野サーカス
アガる戦闘曲
萌え文化の先駆者
少しはしょり過ぎ

あらすじ:
1999年、南太平洋に突如飛来したオーパーツ「ASS-1」。調査の結果、それは巨大生物が製造した宇宙戦艦であると推察された。落下の際甚大な被害を与えたが、そのオーバーテクノロジーは人類の科学技術に飛躍的な進歩を遂げさせ、10年に渡る改修を経て「宇宙戦艦マクロス」として処女航海を控えていた。
しかし進宙式当日、ついにその持ち主達が地球を訪れる。持ち主の正体は巨人族、太古の昔から億千の銀河を舞台に戦争を続けている戦闘種族であった。内乱に巻き込まれる形で地球を離れざるを得なくなった人類は、マクロスで緊急退避を敢行した。その数僅か6万人足らず。しかも損傷による不具合で、太陽系の果てへ不時着してしまう。
物語はその5ヶ月後。地球帰還を果たさんとする人類は、何とか土星までたどり着いた。船内には地球を模した文明が行き届き、巨人族との戦闘時以外は平穏に暮らしていた。
その日、マクロスは再び襲撃を受け、被害は居住区にまで及んだ。可変戦闘機バルキリーで出撃した問題児パイロット一条輝は、任務を素早く達成するや独断専行、本部に侵入した敵を迎撃。憤慨する管制室の早瀬未沙らをよそに奮戦するが、その際逃げ遅れた一般人を目の端に捉える。間一髪これを救助した一条は仰天、なんと助けたのは希望の歌姫、リン・ミンメイだった…!

日本のSFはアニメが支えてきましたが、80年代は殊更豊作でした。CGが無かった最後の時代、想像力は今より育まれやすかったのかもしれません。名作揃いの中、個人的に3つ推すなら『装甲騎兵ボトムズ』、『Zガンダム』、次いで本作品になります。三作ともたっぷりのロマンが詰まっていますが、相乗要素としてボトムズは×人間讃歌、ガンダムは×戦争映画、そしてマクロスは×ラブアンドピースです。

本作品はシリーズ全体の世界観を把握しやすいため、その入口としても最適だと思っています。また、セル画最高峰と言っていいバトルシーンも必見。決してCGでは表現できないド迫力の臨場感を生む「板野サーカス」は、庵野秀明ら次世代SF旗手のルーツとなりました。

個人的には『マクロスプラス』の次に好きです。