コズモポリスの作品情報・感想・評価

「コズモポリス」に投稿された感想・評価

全く生きている実感がない
外で暴動が起きてても気にしない。銃撃にも動じない。お腹が空いてるからご飯を食べるんじゃなくて、食べるものだから食べる。
極端なようだけど、車の外で起きている暴動に動じないのとかはテレビでニュース見てる人と大差がないのかもね
現実感が失われていく世の中。

83本目
ryodan

ryodanの感想・評価

4.1
2013-05-23

D・クローネンバーグ監督作。
R・パティソン主演。
なかなかなSF作品でした。
ほぼ映画の大半がリムジンの中という特殊な設定で、どんな世界なのかは登場人物の台詞でしか想像できないんです。退廃的だというのは、窓越しに何となくわかるのですが、SF映画の性質上、近未来は大体退廃的なんで(笑)。床屋に行くというだけで、あんなになっちゃうんなんてね。主人公は、大量な情報を数値化し、分析し、美しい答えを探し出す。どんなに美しいデータを出しても必ず、それを崩す不確定要素があるはず。それは数字では表れないもの。彼の運命だってそういうことだったりする。主人公の役、途中、若い頃だったらディカプリオでもイケるんじゃないのと思っちゃいました。あと銃声とは、こんなにもドラマティックになるんだなと実感しました。画面が締まりますね。昔、黒沢清監督が仰っていましたっけ。
mariモ

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3.1
ぼーっと観た。
歪んだものの重要性。
yuko

yukoの感想・評価

4.4
新しい試みに挑戦し続けるクローネンバーグ作品にはいつも驚かされる。よくこれを映像化できたなぁ。

哲学的で詩的で、危うさ、冷酷さ、美しさを備えた会話劇は、何度も反芻して噛めば噛むほどはまっていく。実際見終えた側からあの会話をもう一度聴きたいというシーンがたくさん思い起こされる。

SF映画のようにわかりやすい映像で直接的に表現せず、会話劇で、資本主義や富の未来予想図、テクノロジーと人間や資本の融合について迫るのはさすが。これは遠い未来の話ではなく一寸先の現実の話。何故か優雅で寂しい気持ちになったのは、無意識に自分という存在価値について考えたからだろうか。生身の人間としてのアイデンティティは必要なくなり、物質主義さえもはやアナログ。人間の思想や記憶や能力は外部化してAIと融合して生き続ける。社会も人間もテクノロジーによって超合理化したスピードに飲み込まれて姿を無くす。これって攻殻機動隊じゃん。

「人々は死ななくなる。これって、新しい文化の教義じゃない?人々は情報の流れに呑み込まれる。(略)今の形のコンピュータは死につつある。独立したユニットとしてはほとんど死んでいる。(略)コンピュータは日常生活の中に溶け込んでいるの。」

「どうしてディスク上に生きることができるのに死ぬ必要がある?ディスクよ、墓ではなく。肉体を超えた観念。これまでのあなた、そしてこれからのあなたのすべてである精神。それは決して疲れ切ることもなければ、混乱したり壊れたりもしない。(略)今日のうちにも起こるんじゃないかしら。」

恐ろしくリアリティがあって、背筋が寒くなる。現実と想像の境界がわからなくなるが、きっとすぐに現実になるのだろう。

最後のシーン、ベノが「あんたを殺したい理由は簡単さ。人生に意味を持たせたいからさ」社会からの阻害、抑圧、格差への怒りなど建前で彼がなにより恐れていること、それは自らの存在意義を失うこと。そしてそれはすべての人間の根源的な欲求なのかもしれない。彼は人類の代弁者だ。

エリックは富により体現されていたアイデンティティを失い生きながら死人になった。白いリムジンはあたかも棺桶のように朽ち果てた。合理化の波に飲み込まれ生の人間性が失われていく未来、映画の中の登場人物のように人が人たろうとするために、必死に抗おうとするのだろうか。他人と自分を比べることで成立するアイデンティティは崩壊し、最後には文字通り自己中心的な歪んだ自己を欲するのが人間の本性なのだろう。そんなことを思った。2人の会話はそんな近い未来へのメタファー、100年前から大昔から変わらない人間の欲求にも思えた。死(生きながらに死ぬことも含め)を恐れ、永遠に自分の存在意義を残すこと。

救って欲しかったんだ。ベノの最後の言葉、つい川崎の事件を起こしたあの犯人の見えざる心を想像した。社会の病巣だと我々が排除しようとするものは、誰の中にも潜む見慣れた人間の本性なのではないか。あると信じて疑わないアイデンティティが崩れた時、訪れるアナログ的な孤独感や混乱は、近い未来精神の外部化によって解決するのだろうか。

エンディング曲好き。クローネンバーグの精神世界を知る手がかりになるかわからないが、原作には俄然興味が湧いた。そしてこの映画すぐに見返したくなる。まんまとハマったな。
ザン

ザンの感想・評価

3.3
色々と便利なのだろう、リムジン。健康診断も性行為も。オーストリア製の音声認識制の銃はもう使えない。おしゃべりな男が多くて辟易する。ねずみは?
てちん

てちんの感想・評価

3.0
超絶お金持ち男が破滅してく一日を描いた物語
静かなリムジンの中と色々イベントが重なって
カオスな雰囲気の外との対比と設定が妙に好き
経済の用語や哲学的な話が多くて内容は難しめ
サラガドン演じる美人妻をもっと見たかったな
ptzkk

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3.6
強調される左右非対称
健康

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3.5
哲学、経済、難しいことばっかりやけどミステリアス感が好き。リムジンを中心とした劇中の状況も好き。劇中の人を殴ることに慣れてないところが好きすぎる…
とにかくロバートがかっこよすぎる!!もっとこういう病んだ役とか暗い役いっぱいやってほしい…
tori

toriの感想・評価

3.5
????だったが

ラストシーンがブラックアウト

あの監督の名前が映し出され納得
TMY

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2.5
うーん僕には微妙でした
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