阿呆

八日目の阿呆のレビュー・感想・評価

八日目(1996年製作の映画)
3.3

交わって、絡んで、最後に溶けた!👀

障害施設から母親を求めて飛び出した青年ジョルジュとそんな彼と偶然で出会って一緒に過ごし始める男アリーとの話

「この世のはじめは無だった
 あったのは音楽だけ」

この映画は障害者を扱って社会を扱う話ではなくて、障害者の友を通して自分自身の窮屈な心と向かい合う話のように思う
なんというか、不思議な視点に気づかされる映画🤦
個人的に、前半は単純に観客をイライラさせに来てると思う
イライラしてムキになるほど、ラスト何かに気づいて感動してしまった...
アリーが途中、ジョルジュに合わせて吹っ切れちゃう構成は秀逸...今までアリーに同情してたものが突然覚めさせられて客観的になる

ドルマン監督の音楽の世界が溢れる
視覚の魅せ方もさすが、凄い!
映像で一ミリも飽きさせない😖
テレビジョンの前で踊るジョルジュが印象深い
音楽だけの世界だったら、生きにくいなんて誰も感じなかったのかな
私もぶっ飛んで「好きなのに!好きなのに!」って駄々をこねようかな💃🕺💃笑
阿呆

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