【健常と障害の区別や定義はともかく、どちらもそれぞれの立場やステージで、問題を抱えていたりいなかったり】
でも人として普遍性ある”大問題”ってなんだろうねぇ?
障害者本人が主役を張っている、というのはこの映画の見所のひとつだけど、彼らのありようをうまく描いている以外は、障害者問題そのものを扱った映画というわけではないようだね。
なるほど二人の出会いとふれあいを一種のファンタジーとして見立てたときの落としどころとして「愛すること」と「必要とされていること」を”大問題”としているわけだ。
表現がストレートで、屈託ない態度のジョルジュとその仲間達は、時に困った状況に陥ったり、誰かが責任をとらなくちゃならない事態になったりもするが、それは生活していくこと(生きること)に一所懸命な彼らなりのスキルなのだと思う。それだけにあのラストはいただけない。いくら映画だとはいえ、彼らはああいう手段は選ばないと思うんだ。
施設職員の言動と行動マヌケすぎ(ある意味、もっともリアリティある)。