トランスマスター

マンマ・ミーア!のトランスマスターのレビュー・感想・評価

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)
2.0
私の父親が車の中では常にABBAのカセットテープをヘビーローテーションしていた為私の脳裏に深く刻まれた楽曲達。そのDNAは、私のACE OF BASE大好きという形で親子二代に渡りスウェーデンのアーティストに惚れてしまう現象に発展します。

ギリシャでホテルを営むシングルマザーの一人娘が結婚式のエスコートのため、父親の可能性のある3人の元恋人を招待するお話です。全編を通してABBAの楽曲のオンパレードのミュージカルです。

◆良い点/注目ポイント
・ABBAの楽曲の歌詞がわかり助かりました。
・アマンダ・セイフライドのムッチリしたスタイルがたまりません、
・視聴中『キングスマン』と『007』の事が頭をよぎり『キングスマン3』にピアース・ブロスナン登場の妄想が膨らみます。

◆改善点
・ミュージカルは、歌唱力のスキルだけなくキャストの心情の表現が視聴者の鳥肌を誘発させるのでイマイチ惜しかったです。
歌唱力と表現力なら主役は、レイチェル・ベリーがベスト。ビジュアルも兼ねるならアナ・ケンドリックだと思います。
・ストーリーも結婚前夜のから騒ぎのため観光地のハイテンションモード一色です。希望としては異国の地でシングルマザーが女で一人で娘を育てたまでの軌跡を掘り下げてからの結婚への展開の流れの方が共感を得られたはず。(これがヒアウィーゴーでした!)

◆総括
・自分を含めて3人の女友達、母親含めて3人の熟女、そして3人の父親候補というやたらと3の数字が目に付く
父と子と精霊の三位一体による世界観でした。
同じようなテーマでミュージカルをするなら楽曲はACE OF BACEでスウェーデンを舞台にレイチェル・ベリーかアナ・ケンドリック(彼女のアレンジは好きです。)主演で観てみたいです。