コリン・ファースが出ていたので、という理由で鑑賞。
申し訳ないけど、やっぱりミュージカルって苦手だわ、っていうのを再確認。
物語は割と単純だし
俳優女優も豪華で
ヒロインもキュートだし
ユーモアもあって
ちょっとウルっとくる場面もあるんだけど…
ミュージカルによくある「人物像の掘り下げ」がやっぱり足りなくて、ちょっとしたところで「あれ？この話って伏線どこに張ってたの？」っていうのがチラホラあった。
ハリー（コリン・ファース…この人「ハリー役」の多いな）が自分のセクシュアリティを自覚した伏線がよくわからない。
あとヒッピー・ムーブメントの時代とパンク・ロックの時代はカブらないから！
思い出写真のファッションとか時代考察が結構いいかげんで
え？ミュージカルに使える音楽以外はずいぶん扱いが雑じゃね？と思った。
ソフィは父親が知りたくて候補の男性を呼んだのに、全然核心を探ろうとしない。そりゃ「結婚式は父親探し目的？」ってスカイも怒るわ。
そして、この類のミュージカル映画にある「細かいことはどうでもいいからハッピーに歌って踊ればOK!」っていうドンブリ勘定感が
どうしても納得出来ない。
なんというか「締まらない」気がする。
おもちゃ箱をブチまけたまま、後片付けしないで幕だけ下りてしまう感じ。
やっぱり私、苦手なんだろうなぁ。
