tak

マンマ・ミーア!のtakのレビュー・感想・評価

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)
3.5
 アバの楽曲を散りばめたミュージカルの映画化。アバは僕にとっては、初めて夢中になって聴いた洋楽。だから劇中流れる曲はもちろん知っているし、歌えるものだって。ラッセ・ハルストレムがスウェーデン時代に監督したツアードキュメンタリー映画(1977年)も、小学生だった当時、映画館でしっかり観ている。だから「マンマ・ミーア!」を映画館で観ることができなかったのは、2009年最大の不覚だった。家で一人でテレビで観る映画じゃない。これはみんなで映画館の床を踏みならしながら観るべき映画だった。テレビの前でほぼ全編歌ってました。あー悔しいっ!。

 それにしてもなんて魅力的なキャスト!。メリル・ストリープは出世作「クレイマー、クレイマー」の頃から出演作を観ているけれどお年を召しても輝きは変わらない。この映画でのはじけた演技は素晴らしい。「007」のピアース・ブロスナンは上手ではない歌を披露し、この映画でラジー賞を獲得しちゃった。それも納得だけど。「宮廷画家ゴヤは見た」のステラン・スカルスガルド、「ブリジット・ジョーンズの日記」のコリン・ファース、それにメリルの隣で歌っているおばちゃんは「リトル・ダンサー」のバレエの先生ジュリー・ウォルターズじゃん!。歌だけでも興奮しちゃうのに、僕のお気に入り映画で名演をみせた役者ぞろいだもの、こりゃたまらないっす。

 この映画には夢があるよね。しかも世代を問わず観られる映画だとうことがまたよし。音楽は僕らに力をくれる。エンドクレジットで流れたThank You For The Musicには泣きそうになった。この曲大好きだったんだよなぁ。たぶん映画館で観ていたら、きっと・・・これ聴いて泣いたかも。これは映画館にリピーターが多かったはずですな。あーっ!映画館で観ておくんだった!(こればっかり)
tak

tak