この手の物語では珍しく、主人公の兄が本当に良い人でほっこりした。主人公よりも感情表現が豊富で、見ていて可愛い。
さすが名作と呼ばれるだけあり、ストーリーが綺麗に纏まっている。纏まりすぎているからか、展開が早い、雑と感じる部分もあった。しかし、今作は素晴らしい演出と壮大な音楽がこんな不満を吹き飛ばしてくれる。言葉ではなく態度や表情で感情を訴えかけてくる役者陣も素晴らしい。とにかく各要素が強すぎる。全てにおいてバランスが良い。
今回私が視聴した特別版は、一部のシーンでE.T.がCGで描かれていたが、これは改悪であると強く感じた。CGは劣化するとはよく言ったもので、今作のCGは現在の技術を踏まえると少し不気味に見えてしまった。やはり、”本物”の魅力に敵うものはないね。
