おーちゃん

E.T. 20周年アニバーサリー特別版のおーちゃんのレビュー・感想・評価

3.5
やっと始めから最後まで観れた。
ETの見た目がどうしても好きになれないので、TVで上映しててもあまり観る気になれなかったのだが、
ここまで色んな映画を観てきて、ET観たことないとはさすがに言えないので恥ずかしながらやっとの鑑賞。

エイリアンと遭遇した少年は心の成長をしていくわけだが、舞台が家から街の中という閉鎖的な空間で繰り広げられる。
あくまで「閉鎖的」と言ったのは大人の視点から観ているからだ。
10歳くらいの頃なんて、「世界」とは自分の家から街の中が全てだった。
だから、少年が町外れの森に行くということには大きな意味があり、外の世界に飛び出した少年とETは空を飛んで羽ばたいた。

そんなちょっとした大人への成長を夢のある物語で表してくれた。

私にとってETは「はじめてのお使い」をした少年が一回り大きくなって戻ってきたという印象だ。