時代がシャマランに追いついたのか、2000年の当時でこの超変化球なヒーローものを撮っていたシャマランの凄さ。もし今の時代に公開されていれば（続編やるけど）もっと違う評価になったかもしれない。しかもブルース・ウィリスとサミュエル・L・ジャクソンなんてどこのパルプフィクションですかなキャストでお送りしていただいて。
なかなかほんとに変わった映画で、あ、ヒーローって意外と気づかんもんなんかもと思わせるブルース・ウィリスの設定がおもしろい。確かに、風邪引いたとか意外と覚えてないもんで、風邪で休んだの去年だっけ今年だっけってぐらいに、健康であればたいして気に留めない。ベンチプレスだってよく考えたらやったことないし、実はすげえ可能性は誰にだってあるのじゃないか。というか実は自分はすげえ人間なんじゃないか。何かの才能があるんじゃないかっていつまでも妄想をしてしまうのが人間というものなのかもしれない。
ただまあちょっと最後が駆け足になりすぎてる気がして、取ってつけたようなどんでん返し、というか真実が明らかになるのが安っぽくて気になった。一応続きはちゃんと見ようと思う。
