方眼

アンブレイカブルの方眼のレビュー・感想・評価

アンブレイカブル(2000年製作の映画)
4.0
2000年”Unbreakable”。”The Sixth Sense”(1999)の翌年製作。2008年「アイアンマン」のニック・フューリーを先に知っているほうが趣深い。ヒーローもののシャマラン解釈であり、ツイストエンディング。これだけではミスター・グラスの動機と行動が破天荒すぎて理解不能。確かにコミックの読みすぎで頭がおかしくなった人、という解釈のほうが納得する。冒頭車内シーンのワンカット。ミスター・グラス誕生シーンの鏡越しの二重性。悪人透視能力のモノクロと悪人カラーのコントラスト。オレンジ犯人退治からのジュース、そして青。少しバットマンぽいヒーロー造形、弱点である水シークエンスはプールカバーが黒で、マントに溺れる感じ。普通のコミック展開をいじっているので、夫婦関係も変わった時点を変わったベクトルで描いているのが面白い。
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