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季節風の彼方にのpapandaのレビュー・感想・評価

季節風の彼方に(1958年製作の映画)
3.8
とっても真面目で前向きな映画だった。貧しい家庭に育っても決して卑屈にならず、周りの人達のために自分ができること、なすべきことを精一杯やっていく。貧しいことは自分のせいではないけれど、周囲を恨んだり羨んだりしないで前向きに生きていく、見終わって襟を正したくなってしまった。清廉な品のある作品だった。
そして伊福部先生の音楽がこの映画をどっしりと支えている。主人公が子供たちと歌う歌がとても心に染みる。伊福部音楽作品としても名作だと思う。
今ではこういう映画は作られないだろうな。
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