すず

Ray/レイのすずのレビュー・感想・評価

Ray/レイ(2004年製作の映画)
3.8
盲目のピアニスト、レイ・チャールズの伝記映画。
同じく黒人のピアニストが主人公のグリーンブックを観る前に、気分を上げようと思って鑑賞\(◡̈)/

レイ・チャールズさんって、名前は聞いたことあるけど…ってレベルの知識。
盲目だった事も知らなかったし、彼の人生については何一つ知らなかった。

ピアノと歌の才能に恵まれて、瞬く間にスターダムにのし上がったレイ。
しかし成功の裏には過去のトラウマがあり、クスリや愛人に逃げる日々。
レイの母親がとても強い人。
徐々に視力を失っていく幼いレイに真実を伝え、一度目は言葉で教え、二度目は手助けする。
だけどその後は自分で何とかしなさい、と。
冷たいようだけど、まだ黒人差別が根強かった時代。
これ以上彼にハンデを負わせたくないという母の愛。
転んで泣いても助けない。
不安で泣きそうになりながら彼を見守る母の姿に涙が溢れた(´;ω;`)

そして彼の妻のビーもまた、とても強い女性。
クスリをやめて欲しいと頼んでもやめてくれない、ツアー先で愛人を作る。
そんな彼に愛想を尽かすことなく、彼だけを一途に想う愛に溢れた女性。
そんな妻を演じたケリー・ワシントン。
ジャンゴでもジェイミー・フォックスの奥さんを演じてた\(◡̈)/
かわいくて大好きな女優さん!

周りの人がいい人なのか悪い人なのかよく分からなかったけど(アーメットさんはいい人!)、相手が誰であっても自分を見失うことなく我が道を行くレイはかっこよかった!
クスリに愛人と、とんでもない男なんですけどね。笑
だけどきっと、レイ・チャールズってものすごくおちゃめな人だったんじゃないかな?
笑った時に肩が上がるあの感じ、楽しそうに横に揺れながら歌うあの感じを見てると、とても悪い人には思えない!

最後に本物のレイ・チャールズの写真が出たんだけど、そっくりでびっくりした!
笑った時の感じなんか、そっくりそのまま本人じゃん!

あともう一つ。
クインシー・ジョーンズがちらっと出てきた!
彼の伝記映画も観てみたいと思ってWikipediaを見てみたら、【娘:ラシダ・ジョーンズ】って、え〜っ!そうだったの?
今年入って1番のびっくり\(^^)/
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