いずぼぺ

Ray/レイのいずぼぺのレビュー・感想・評価

Ray/レイ(2004年製作の映画)
3.7
伝記ものを観ると、その人をさらに好きになったり興味が湧いたりする。でも、本作ではレイチャールズが嫌いになりそうなぐらいジェイミーフォックスが生々しく演じている。
私のなかでレイチャールズは数々の名曲とブルースブラザーズのなかでぶっ飛んだ楽器屋の親父を嬉々として演じている(素のまま?)印象しかなかった。
公民権運動以前の南部出身黒人男性で盲目というハンデが有りながら必死で生きていくなかではあのくらいパンチの効いたキャラクターでなくてはいけなかったのだろうか。
でも、余りにも身勝手な半生だ。もちろん脚色もあるだろう。でも、半分にしても身勝手だった。
そう感じるほど生々しくレイチャールズを演じたジェイミーフォックスが素晴らしい。
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