みおこし

ケロッグ博士のみおこしのレビュー・感想・評価

ケロッグ博士(1994年製作の映画)
2.5
"What is going on?"という言葉がぴったりの、シニカルすぎて何がしたいのかさっぱり分からない一本でした(笑)。
アラン・パーカー監督の作品は今のところハズレがほとんど無い中『バーディ』を観たときはあっけにとられたけど、今回もその感覚に近いです(笑)。

コーンフレークの開発者として有名なケロッグ博士。彼は様々な欲求を抑制し、真の健康を得るためのサナトリウムを建設して巨万の富を築いていた。体調が芳しくないライトボディ夫婦もここに入院し始めるが...。

なんの信憑性もない健康増進法で、多くの支持者を集めるケロッグ博士。本作はフィクション要素の方が強いですが、それにしても博士の考え方ブッ飛びまくりです(笑)。
本作はそれを滑稽に、シニカルに描こうとしているようなんですが、ちょっとあまりのブッ飛び具合に全然笑えなかった...。行きすぎた下ネタもなかなか受け入れ難く...(笑)。あのサナトリウムにいる患者や看護士みんなが変態に見えてめちゃくちゃ気持ち悪かったなぁ...。
でも理解不能なマッドサイエンティストを演じたらやっぱりアンソニー・ホプキンスの右に出る者はいないし、この摩訶不思議な世界観で魅せられるパーカー監督はやっぱり天才!!
マシュー・ブロデリックもブリジット・フォンダも体当たり演技でスゴかった!ジョン・キューザックは小ずるい役でしたが、良い人のイメージが強いからものすごく違和感がありました。(笑)

ラストは結局博士が孤独な人だった、ってことを言いたかったのかなあ。事実とは異なる最期で、不謹慎だけどちょっと笑っちゃいました(笑)。
アラン・パーカーが手がけた作品、変な作品か、渋めの名作の二択に分けられるので本当に分かりやすい...。