「アマデウス」
モーツァルトの人生を、サリエリ視点で見ていく作品。
▷こっから感想
モーツァルトの天才さを映像で表現していて、もう最高でした。この頃の時代は、写真や文章しか残されていないので、現代の解釈でこうだったのではないか?という様々に捉えることが出来るが、この作品はモーツァルトは凄かった奴で性格面はあまり描かれません。
目隠しして、ピアノを弾けたり、作曲で時代とは全く違う仕掛け作りや上の者にも物怖じせず指摘やタブーな事にも挑戦する行動力には、リーダーの資質を大いに持っていると感じました。
そして、大体こういう系の映画は主人公の最悪な性格や嫌われる要素が映し出されるのですが、そんな訳もなく、モーツァルトは音楽が好きでずっと楽しんでいる。だけど、人間には嫌われている。一回高貴な女性との浮気?の描写をあるのですが、きちんと奥様の方を愛している。ここで、純粋な人間だと分かります。
でも、この映画はサリエリの視点のモーツァルトで映し出されるのが、僕は好きでは無かった。もし、この脚本に口出すならば、サリエリの視点ではなく、モーツァルトの視点で行き、最後サリエリがモーツァルトを殺したという大オチを着けて、終わる方が良かったなぁ。
でも、サリエリがモーツァルトの作曲にずっと感動していたり、奥さんと会いたいから神に一番祈りましたという回想は笑った。
三時間は長いですが、面白かったです。