collina

アマデウス ディレクターズ・カットのcollinaのレビュー・感想・評価

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尊敬、嫉妬、歪んだ愛、狂気。

1人だけモーツァルトという天才の才能に本当に気づく天才。
そして、自分の地位の失墜と
モーツァルトが世間のものになってしまうことを恐れる。

歪んだ愛、嫉妬。

他人の才能を見抜く力は卓抜しているのにも関わらず、
自分の才能を見抜けず、モーツァルトを盲目的に追いかける男。

努力の天才でもあるのに関わらず、現れた越えられない壁。
永遠に越えられない壁を越えるのではなく、破壊しようとする。

だが、彼は壊すためにやっているのに、彼を手伝う。

狂気、逃れられない音楽の呪縛。

愛するがあまりに、壊そうとする狂気。

ときたま、サリエリのような感情に襲われるときがある。
しかし、私は天才ではないから諦められる。

でも、サリエリは努力の天才だった。
自分からあふれるものを止められなかった。

もし、サリエリに音楽の天賦の才能があったら、モーツァルトは
どうしただろうか。そう考えずにはいられない。

音楽を通じて伝わってくる狂気に、
凡人である私はただただ圧倒されることしかできない。