タタキング

ツォツィのタタキングのレビュー・感想・評価

ツォツィ(2005年製作の映画)
2.8
幼少期に愛を与えられず、不良になった少年が赤ん坊と接することで、愛とは何かを知る物語。

アカデミーをとっているだけのことはあり、悪くはない。

しかし、面白いとは思えなかった…

作品の系統的には、レオンと似ているのだが…子供改心系?

やはり、本作は、契機となる子供がまだ口もきけない赤ちゃんと言うことが正直損。

小さい子供の設定なら、まだ、コメディ的なエピソードを入れることができたが

赤ちゃんとなると…何もしない、泣くだけ

本作では、ミルクを飲ませる為奮闘するシーンは有ったが…あまり、エピソード的に面白いものでも無いし…

と言うか、赤ちゃんもっと泣かないかなぁ〜

友達に隠してる時に泣かない、後ろから人をつけている時にも泣かない

なんて聞き分けのいい赤ちゃんなんだ!

三歳児の方がもっと手がかかる…

と言うのはいいが…赤ちゃんという小物の使い方がイマイチ

上記した感じで、赤ちゃんは本作では、主人公が改心する為の道具に過ぎず、物語的な重要性が欠いていた。

もう少し効果的な使い方があるのでは?

最近見たものでは「さよ朝」があったが、あちらの方が赤ちゃんを上手く使っていたし、成長し心情の変化まで上手く使っていた。

そういう意味ではダーマリの方が脚本的にうまい…

また、お乳をあげてたお母さんに「もう一度会ってくれるか」的な事を主人公が言っていたが

どういう神経してるんだ!コイツは!

銃で脅されてお乳知らない子にあげ、脅迫してきた男が実は誘拐犯で、女に銃発砲して下半身不随にしてるのに、

もう一度会ってくれるか?

は?

また、赤ちゃんを返すシーンのお母さん気強過ぎません?

韓国映画より、強かった…

コレは南アフリカの国民性なんだろうか?

日本人の僕には分かりませんでした。
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