塩犬

007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号の塩犬のレビュー・感想・評価

3.6
これぞ英国スパイ、初代007ジェームズ・ボンド。
ダニエル・クレイグの007を最初に見てから視聴したが、ショーン・コネリーの007はこれぞジェームズ・ボンドというような初代のらしさを感じた。撮り方やアクションなど現代のハリウッドの方が数倍も上に感じるところもあるが、それはそれ。キャラクターとしての立ち方はショーン・コネリーの貫禄がなせる技。色っぽくチャーミング、それでいて男臭いハードボイルド感も忘れないジェームズ・ボンドは、見たことがなかった自分でも「これがジェームズ・ボンドだな」と感じた。それでいてつい罠にかかってしまったりするあたり、女性の母性本能をくすぐるギャップもある。まだ2人のキャストでしか見ていないが、ここまで色濃く演じきるのは素晴らしい事だと思う。
話の内容は世界規模な陰謀が背骨にあるから見ててハラハラ。ドクターノーもなかなか渋い。最後はターミネーターを彷彿させるシーンもあり。映画界としてはいろいろ挑戦するシリーズになっている印象があり。
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