重い話だけど、ミステリアスな展開がおもしろくて、引き込まれた。原作が小説のせいか、情報が小出しにされて、小説のページをめくってる感覚に近かった。豪華キャストも魅力的。
映像の作り方は「リチャード・ジュエル」とほぼ同じで、人が動くと大体カメラが動き、動かない場面はカット割でシンプル。誰をどんなふうに写すのかで、さりげなく演出してるのかな?
(以下少しネタバレ)
テーマの一つは主演作「ダーティハリー」の1・2とよく似ていて、「私刑」は許されるのかということだと思う。ハリーは1人だったけど、私刑もいとわない人間と、それを許さない人間の2人の話なのかな。
「35mmフィルムで見る クリント・イーストウッド」