久しぶりに観ました。
クリントイーストウッド監督のミステリー。好きで過去に3回くらい観てます。
大好きなケビンベーコンも出ているしね。キャストがとにかく豪華で、物語も冒頭から不穏な空気が漂う。
物語の軸となるのは幼馴染のデイブ、ショーン、ジミーの3人。少年時代、仲の良かった彼等の関係は、デイブの身に起こったある事件をきっかけに変化する。
そして、大人になってからは三者三様、それぞれ違う道、違う環境で生きてきたが、今度はジミーの娘の事件によって、それぞれが交錯していく。
デイブの妻のセレステ(マーシャゲイハーデン)は、夫を信じてあげられなかった。彼を暗い暗い闇の中から救ってあげられなかったのがひどく残念だった。
終盤、デイブがサベッジ兄弟に一杯飲もうと、車で連れて行かれるシーンは、冒頭のシーンのまんまじゃないか。
デイブ!君は誰かの車に安易に乗ってはいけないんだ。
ラストで見せる不条理の極みと言っていいほどの結末に、なんとも言えない気持ちになったが、それまでのプロセスの組み立て方が秀逸で非常に見応えがある。