ミスティック・リバーの作品情報・感想・評価

ミスティック・リバー2003年製作の映画)

MYSTIC RIVER

製作国:

上映時間:138分

3.7

あらすじ

「ミスティック・リバー」に投稿された感想・評価

Rucola

Rucolaの感想・評価

3.8
一度観たことあるけど、記憶ないな〜と思って観てみたら、まだ一度も観たことなかったというオチ。
私が観たと思ってたのは何の映画だったのかな...

クリント・イーストウッド監督
ショーン・ペン
ティム・ロビンス
ケヴィン・ベーコン
この3人がメインキャストって豪華すぎ。
他にもローレンス・フィッシュバーンやマーシャ・ゲイ・ハーデン、ローラ・リニーまで出てる。画面が豪華すぎる。
それぞれ演技もすごいから、見応えありすぎます。

ストーリーはとにかくつらくて悲しいものなのだけれど、その中にもミステリーや家族ドラマがあったりと、いろんな要素が含まれていて、2時間超あったとは思えないくらいのめり込んでしまいました。
やはりうまいな、イーストウッド。

観終わった後の疲れがすごくて、これはもう二度目は観ないだろうなと思った...
観た映画の記憶がすぐ飛んでしまう私ですが、流石にこれは忘れないでしょう。
Yohepi

Yohepiの感想・評価

3.7
ショーン・ペンに惚れた。
shige

shigeの感想・評価

3.0
救われない話でした!が、ミステリーとして素晴らしい雰囲気の映画でした。ケビンベーコンかっけぇっす!
y

yの感想・評価

3.6
気分悪い話
m

mの感想・評価

3.7
子どもの頃のトラウマは、大人になってからも、人生にこんなに暗く影を落とすんだなと苦々しい気持ちになる。鬱々として暗く重たいですが、考えさせられる映画です。
Sacchan

Sacchanの感想・評価

-
何度か観てる
何回観ても面白いミステリー映画
人にオススメできる
*排水口*

平凡な人生を歩んできたつもりだった主婦にとって、おそらく最後になるだろう色鮮やかな出来事が、夫殺しだった。自分の体のどこにこんな力があったのかと、65歳の主婦は洗面所の鏡を見つめた。

隣のバスタブには、40年連れ添った夫が入っている。何気なく目にする限りでは、普通に入浴しているようにも見えた。

息子2人のうちのどちらかに連絡するか主婦は迷った。上の子だったら、気持ちを分かってくれるものの解決策は見出せないだろう。下の子の場合は理知的すぎるところがあるため、たぶん自首を勧められてそれでお終い。

主婦はそう考え、息子たちには連絡しないことにした。これは私とこの人との問題であり、息子も世の中のひとたちも割って入ることなどできない。そう思って鏡を見ると、いつもの自分の顔が代わりばえもなく映っていた。

これからどうするかを考えるため、居間に戻り椅子に座った。うまく唾を飲み込めないことに気づき、お茶を入れるためキッチンへ向かう。やがて湯気が沸き立つなか、エプロンについた血糊に気づき水道水で手洗いする。漂白剤でとれるだろうか?

ゆっくり淹れた紅茶を飲むと、空腹が主婦を襲った。そういえば朝から何も食べていない。主婦は他にも血糊がついているかもしれない服を、確認することも着替えることもなく買い物に出かけた。

40年という歳月をかけた、あの人と私の問題なんだから。そう思うと恐れも最悪感もやましさもなかった。いったい誰に口をはさむ権利などあるだろうか?

メニューを思いつかなかったため、何にでも使える肉と野菜と卵を買うと、主婦は金物屋に寄った。歩きながら、空を見上げたのは久しぶりのような気がした。ほとんど色がないような薄い色だった。

金物屋で買った肉切り包丁で、夫を解体する様子を思い浮かべながら主婦は帰路についた。もうどんな感情も湧いてこなかった。きっとたくさんの血が出るだろう。主婦は息子が昔使っていたレインコートを着ようと思った。

耳の奥で、血が排水口に吸い込まれていく音が静かに聞こえたような気がした。




クリント・イーストウッドのフィルモグラフィを眺めると、監督作としての作風がいくつかに分かれているように感じます。

1つはヒーロー批判。

これは『許されざる者(1992年)』や、近年の作品では『アメリカン・スナイパー(2014年)』がこの系譜に属するかと思います。

批判というのは、言葉の本来の意味の批判であり、非難とは異なります。英語で言うとクリティーク(Critique)で、ものごとを正当に評価する(見分けていく)ことを意味します。

ヒーロー批判では、国家や民族などが課した運命を、個人が引き受けていくときに、何が起こっているのかを描いているように思います。『グラン・トリノ(2008年)』や『ハドソン川の奇跡(2016年)』などもそうかもしれません。

そしてもう1つが、ある宿命を生きる個人の物語。

遠因としては、社会の轍(わだち)に絡めとられるようなものであったとしても、その最後の選択は、圧倒的なまでに個人に委ねられる構図をイーストウッドは描こうとします。

『パーフェクト・ワールド(1993年)』、『ミリオンダラー・ベイビー(2004年)』、『チェンジリング(2008年)』、そしてこの『ミスティック・リバー(2003年)』などがこの系譜に属するように思います。

それが正しいことであれ間違ったことであれ、あなたが私が、その手でこの手で、ある選択を遂行することになる。そうした場面で直面することになる、圧倒的なまでの孤独。そのとき人が頼れるものとは、いったい何なのか。

いずれにしてもクリント・イーストウッドという人は、個人が体験する孤独の現場からしか真実は浮かびあがらない、という信念を持っているように感じます。

ショートショートでは、孤独の現場を生きる(そしてどこにでもいる)主婦の、ある状況を描いてみました。
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