貝

レ・ミゼラブルの貝のレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(1998年製作の映画)
3.5
新しいほうと両方観ての感想。どっちの方がよかったとかは特になかった。こちらの方はジャン・バルジャン(リーアム・ニーソン)とジャベール警部(ジェフリー・ラッシュ)の追走劇がメインでした。ミュージカル版のほうにはなかったバルジャンの慈悲深くて真面目な人間性が細かく描かれててよかった。

法律は民衆を救わない。少なくともこの映画の中で法は民衆の為にはなかった。愛と慈悲だけが彼らを救った。そういう時代だったんだろう。ジャベールは人々を罰することばかりに拘って、何がそんなに憎いのか、最期のときまで本当に可哀相な人間だった。バルジャンを許すことは、彼にとって死に至る罪だった。レ・ミゼラブル、、って感じですね。バルジャンが主人公のはずなのに思い返せばジャベールのことばかりが記憶に残っています。
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