小石川

Jの悲劇の小石川のレビュー・感想・評価

Jの悲劇(2004年製作の映画)
3.9
悪魔の使いは予期せぬところから現れる、ということばかり考えた。気球に乗っていた少年はいったい何を考えていたのだろうか。全く描かれていない彼の情報が、狂わされていく、または初めから狂っている人々をより鮮烈にしていた。緑、羊、雨、彫刻、生き物ではない登場物たちがぞっとするような視線や雰囲気を生み出している、映像として魅了される不愉快さだった。観終わるまで引き込まれてなかなか現実に戻れなかった。
小石川

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