コーカサス

ジェーン・エアのコーカサスのレビュー・感想・評価

ジェーン・エア(1944年製作の映画)
3.6
英文学を代表する“ブロンテ3姉妹”のシャーロット・ブロンテ不朽の名作。
「悪い子は地獄へ落とされるがどうする?」「健康で死なないようにします」
孤児ジェーン・エアの辛く惨めな幼少期から、運命の出会い、そして真実の愛を掴むまで見事に映画化した秀作だ。
ジェーン (フォンテイン) は、努力の末に家庭教師の資格を取り、ロチェスター卿 (ウェルズ) に雇われ、共に生活をするうち次第に惹かれあっていく。
ウェルズ演じるロチェスター卿の謎の行動、謎めいた過去、屋敷の秘密…など、ミステリアスな要素も絶妙だが、何よりキリスト教精神と自立心だけで生きてきたジェーンの姿に心打たれる。
なお、子役時代のエリザベス・テイラーがジェーンの親友役として出演しているのも見逃せない。

142 2019