わたし、劇場で観た映画はコラージュ日記をつけることにしているんです。
この土日はコラージュ用に「レディ・バード」のハンコを彫っていたのだけれど、根詰めたのか、首肩が凝り固まってしまいました。
ということで、気分転換に図書館上映会へ。
「三十四丁目の奇蹟(1947)」以来、2年ぶりかな?
久しぶりだったので、緊張から吐き気がきちゃった(^_^;)
でも映画が始まると、そのゆるい空気にふ~っと力が抜けました。
こんなに可愛らしい人たちがたくさん出てくるのに、身構える必要、なかったなァって。
バンバン悲鳴を上げるポンコツ車に乗って、ユロ氏がやってきた。
ドアを開ければ室内に強風が吹きこみ、テニスをすればヘンテコなフォームにみんな気を取られてしまう。
バカンスにやってきた人々は、ユロ氏の起こすささやかな(?)騒動に巻き込まれてゆく。
ユロ氏がね、男の人に追いかけられちゃう。
それで逃げて逃げて、ボートに乗るの。
そうして漕ぎよったらね、ボートが真ん中から二つに折れちゃう。ユロ氏はボートに閉じ込められて、なんとか出ようと必死なんだ。
それがね、遠くから見ると、なにやら巨大なワニが口をパクパクさせながら近づいて来ているみたいに見える!砂浜でくつろいでる人たちは叫びながら逃げていくの、「ジョーズ」みたいにね。
ユロ氏が運転しよるとね、バスに乗り遅れた人がいた。
「乗りなよ、すぐ追いつくから!」言うて乗せてあげる。
でも、途中で車の元気がなくなってね。
屋根がしぼんで顔にかかって、前が見えなくなるの。
突っ込んでいったのは、まさにお葬式の最中、教会だった。
車の修理中、タイヤを交換しよったら、花輪に間違えられて飾られたり、「親戚の人なんかな」思った参列者が握手を求めて来たりする。ユロ氏は有名人気分で、ニコニコ。
マドンナみたいなね、綺麗なお嬢さんが出てくる。
仮装パーティでユロ氏は彼女と踊るんやけれど、彼女は背中が大きく開いたドレスを着てたのね。ユロ氏はちょっと慌てて、背中じゃなく、チョーカーに手を添える。
リュミエール兄弟やチャップリンの映画を観ているような、笑いとスリル。
そして、一つ一つの話が独立しているようにも見える、なんとも不思議な映画でした。
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